Phrygian cap & Crown SHOP 雑記

ブログ更新苦手なショップ職人兼店長が、意気込んで最低でも週一で何か書くぞ!と始めたショップブログ。

タグ:ドクロ

暑過ぎやろ・・・連日・・・

流石に死ぬので、電気代は気になるものの、エアコンかけまくってます。

ひと月前位からかなぁ・・・
ボチボチながら構想を練って、制作しているオブジェ・・・

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状態が途中で何やら、全然分からんでしょうが・・・
制作している俺からすれば、やっとここまで出来たと安堵してる今日この頃・・・

塗装した黒の木製台に、研磨したバーズアイメイプル(楓の鳥目杢)の、
美しい無垢板を贅沢にセットして、
その上でウチのぼっちスカルがポージングして立ってる様子・・・


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ここまで制作するのにも随分時間が掛かりました・・・

これからまだまだ手間仕事が続く・・・

出来上がりをお楽しみに!・・・


と言う事で・・・

今日は土用丑。

暑さや夏風邪に体調を崩しがちな俺は、
今夜は贅沢に鰻を食う予定。

国産ウナギのかば焼き予約してる・・・
楽しみ・・・






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以前、随分と時間を掛けて制作していた作品・・・


「ぼっちスカル」

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全長9cmって事で、アクセサリーにするには、やや大きい感はあり・・・
パーツ使いって形で、アクセサリーに使用と思っていた。
(本当は全身状態で、求めて頂きたいのが本音だが・・・)

色々思案した結果、こういう形での作品に・・・

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必死で鎖に掴まる、上半身だけのぼっちスカル君。

勿論これ、ペンダント。

鎖を握りしめてる手や、上を向いて、焦ってる感じ等、細かい感じ・・・出てるでしょ?

実はコレ、ウチがいつもお世話になってる、
ミュージシャンでベーシストのSHUSE氏に向けて制作した作品。

SHUSE氏の着用している姿は、
SHUSE氏 Twitter、
現在配布中のフリーペーパー「gab」vol.89にて、ご覧いただけます!

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このフリーペーパー・・・

残念ながら、徳島じゃ、一軒も配布してる店舗が無い・・・

俺も、香川のデュークショップ高松で手に入れた次第・・・

徳島って・・・ほんと・・・


ぼっちスカルは、今後も何かしら考えて、良い形で出していきたいと思ってる・・・


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koukoku
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早いもんです。
11月も終わろうとしてる・・・

俺は相変わらず、マイペースながら、仕事させてもらってます。

以前から何かしら自分のアクセサリー作りの幅と言うか、
アイデアと言うか・・・
何かしら見えないまま、模索してる毎日です。

仕事の合間、合間にやってるそんな毎日の様子を少し・・・


コインを使ってアクセサリーを作る事に拘ってるのは、
なんら変わってないのですが、
鍛金や彫金の技法を上手く使えないか?
そんな試験的な作業が続いてて。
一度、コインじゃなくて、ただの銀細工を作ってみようと思い立って、
これをやってみた。

コインの模様を潰さない様に・・だとか。
コインの大きさを考えて・・・だとか。

もうそんな事考えずに、何処までやれるか・・・みたいな・・・

んで、こんな感じ。

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ただの銀板です。厚みは1mm無い位。
日頃のアクセサリー作りで生まれる、銀の廃材を溶解して、ぶったたいて、薄く延ばして・・・

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んで、トンカチと当金って言う、道具を使って鍛金作業・・・
まずは叩いて絞っていく。
ひたすら叩いて叩いて・・・・

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頑張って叩くとここまで平面が絞れて丸くなる。
作業はまだまだこれから・・・

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絞りがあらかた終わったら、次はヤニの上で、タガネで形成していく・・・
ここら辺で、何作ってるか分かりますね・・・

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タガネ使って、次は彫金作業。
歯を彫ったり、頭のヒビの感じを彫ったり・・・・

こんな感じで、一枚の銀板から、しゃれこうべを作った。

出来上がった時点で、6cmくらいの頭になったので、こんなデカくちゃ、
アクセサリーにはならないと悟る・・・

こんなデカイの首から提げてたら、首狩族かヴードゥーの呪い師になってしまう。

そんで、オブジェにする事に・・・

その後、細かい手直し、細工を施して・・・


出来上がりがコレ。


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同じく銀板と銀線で細工して、鉄線(クレマチス)の花を作り、
しゃれこうべの左目から生やしてみた。

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何故、鉄線の花なのか?・・・

ただ、この花が、ずっと頭の中の引き出しにあって、
時々、思い出すから。

だからツル植物で、この花がきっと、しゃれこうべには似合うと思いついた。

何となく和のテイストも感じられるし・・・・


売り物になる訳でもないし、
アトリエに飾っておく事にする・・・

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koukoku
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新商品、ショップサイトにアップしました。

少し前にブログにも書いた、鍛金技法によるスカルヘッドペンダント。

http://phrygiancap.jp/SHOP/PCC0080HDSP.html

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うちのショップサイト、なかなか新商品出さないから・・・

これからちょっと頑張って、(ちょっとかよ!)
新しいものも出していきたいと思ってます。

乞うご期待!!(軽い気持ちで・・ちょっとだけご期待ください・・・)


koukoku
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だんだん寒くなって来ました。

年齢と共に寒さが堪える・・・


彫金と言うと、皆さん、どう言ったものを思い浮かべるでしょう?

「アクセサリーを作る事」みたいに思ってる人が多いかも・・・


本来は、読んで字のごとく、鏨(タガネ)で金属を彫るです。

金工と言って、昔から金属を加工する技術があるのだけど、

この金工、大きく分けて、3つの技法に分類できます。

一つは、彫金。
金属を彫ったり、切り抜いたりって感じ。

もう一つは、鋳金。
型に溶かした金属を流し込み、形作るって感じ。

更にもう一つは、鍛金。
金属を叩いて、延ばしたり、絞ったり、打ち出して立体的な造形を作るって感じ。


その他にも、技法はあるのですが、大きく分けてこの三つって感じです。

ハワイヤンジュエリーみたいな草花をリングに掘り込んだり、
ジッポライターに模様を掘り込んだりするのが彫金。

型を作って、3Dコピーみたいに同じものを作れるのが鋳金。
アクセサリーの製造方法としては、ロストワックス等、現在一番ポピュラーかもしれない。

銅板一枚からお皿やヤカンまで作ったり、
打ち出して帯止めなんか作ったりするのが鍛金。

ちなみに俺がアクセサリーを作ってる方法は、彫金と鍛金とその他って感じ。

残念ながら、うちのアトリエでは、鋳金は出来ないし道具も揃えてない。

でも出来ないと思うと、何とか違う技法で、
鋳金独特の細やかで立体的な造形がやれないか?
考えてしまう。

特にうちの場合、コインでアクセサリー作る事に何かしら拘ってたりするから、
逆にそれが縛りになって、己を苦しめてたりする。

ある方に言われた。

ドクロとかって作れますか?

彫金で模様を彫って、平面的なドクロは作ったりします。(ホーボーニッケルとか・・)

でも立体的なって言われると・・・

それで、鍛金技法を使って、いろいろ試行錯誤してます。
なんか・・ちょっと意地になってたりして・・・

まだ試行錯誤途中ですが・・・こんな感じ・・

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気付いた方は偉い。
これ、一枚の銀貨から、造形しています。

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随分、叩き延ばすので、コインの模様がうっすらとしか残りませんが、
まだ、コインで出来ていると判る範囲です。


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コインの模様を出来るだけ残しつつ作業していきます。
やたら手間が掛かる。

ここから更にリアリティーと細かい彫金をして行くつもり。

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裏から見た感じ。
コインのギザが残ってるから、どれだけ変形させてるかよく分かるかな?・・・


十代の頃からタガネとトンカチ握って、現在80歳みたいな、
日本の金工工芸の職人さんみたいには、到底出来ないけど、

俺なりのスタイルを少しづつでも長い時間を掛けてでも、確立していけたらと思う今日この頃・・・

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