今日は、昼から仕事を休んで、
娘とクラシックコンサートに行ってきた・・・

JAZZからパンクまで、いい加減いろんな音楽を若い時から聴いてきてる・・

でも、演歌と日本の古いフォークとアイドルとクラシックだけは、
まったく興味が持てずに聴いてこなかった・・・

聞いた事が無いわけではないが、
CDやレコードを一枚、聴き切った事が無いと言う事だ。

娘が高校のオーケストラ部に入った事で、
部活の先輩がこのコンサートに出るらしく、
なんだか、こんな機会が巡ってきた。

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徳島交響楽団の演奏で行われた、ベートーベンの第九のコンサート・・・

まぁ、クラシックコンサートなんて、行ったことも無かったし、
アンプラグドの生演奏を聴く様な、軽い気持ちで出掛けた・・・

徳島の鳴門って、日本初?アジア初?か何かで、第九が演奏された場所らしい。
その話は聞いた事があったのだけど、ふーん・・って感じだったし、
こういう、第九の演奏会が毎年6月にやってるなんて知らなかった。

ホントにその程度の知識で聴きに行った。

んで、聴いた感想と言うか・・・その場の様子と言うか・・・

オーケストラらしい楽器群のそれと、指揮者。
オーケストラの後ろには500人規模くらいの合唱団がひな壇に並んでる。

かなり本気のクラシックコンサートに来てしまったみたい・・・

演奏が流れ始めた時、おーーっ!って感じで、
生のオーケストラの音圧や響き・・・すごく気持ちが良い!

聴いてて気持ちがいいのだけど、ただね、とにかく長い。

演奏開始から20分、30分過ぎた頃、
俺の見渡せる観客の中でも、10人くらいはコックリコックリし始めてる・・・

オケのバックの合唱団の方々も、
緊張が解れたか、緊張が薄らいだのか?
ゴソゴソ動き出す人、あくびをする人・・・(笑

クラシックって、何処がAメロでココからがBメロで・・ここからがサビで・・・って、
良く分からんし、(そんなモン無いのかも知れないし・・)

退屈な時間が訪れ、せっかくの演奏も人によれば子守歌となり、BGMとなるのかな・・・

俺もBGMにしながら、初めてのクラシックコンサートを、
殆ど人間観察の時間となってしまった。

そんな中、ティンパニーの連打に呼応するかの様に、
500人規模の合唱団の皆さんがドッと立ち上がる!!

その直後、うつらうつら、コックリコックリ、船を漕いでた連中が、
申し合わせたかのように、一斉に覚醒する。(笑

それがすごく面白くて笑えた。

そして、大晦日によく聴かれる、あの合唱のフレーズが、
500人規模の音圧で会場を圧倒する。

そうか・・・寝てた奴らはここのクライマックスを聴くためだけに、
目を覚ましたのか?と思えるくらい。

そして、演奏会は終了を迎えた。

みんな、盛大な拍手を送り、「ブラボー!」なんて叫んでたり・・・

隣に居たおっさん・・・盛大に終わりを盛り上げてるが・・
あんた、半分以上寝てたぞ・・・

そんな観客の姿にニヤニヤしながらも、
俺も初めてのクラシックコンサート経験を果たす。

で、どうだったかって?

俺の感想は、「すごく良かった!」
眠くなる暇なんてなかったよ。


何より、娘とデートできる機会が与えられた事に、喜びがある。

いつまで父親と、こうしてデートしてくれるのだろうか?・・・