週明けからこっち、良いお天気が続いてる。
何処かに出掛けたい気持ちもあるが・・仕事してる。

少し前にお預かりした、ハーレーブランドの古いバッグ・・・

色々考えながら、少しずつ手を入れてる・・・

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コレね・・・

預った時は、さて・・・コレ・・どうした物だろう?・・って思ったのだけど・・・

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分かるだろうか?画像が暗いから・・・・

前のクタクタになっていた、フラップのベルトを外してみたところなんだけど・・

外した後を見て、びっくり!

ずっとこのバッグは、焦げ茶のスエード革のバッグと思い込んでたのだけど、
実は黒の、薄いながら塗装面の吟面を持つ革だった・・・

革全体の塗装面が剥がれ、内側のスエードが出てきてるって事。
しかも、全体にまんべんなく・・・

これ・・・使い込んでこうなってるなら、本当にびっくり。

わざと、紙ヤスリなんかで擦り落としたのだろうか?
それにしても、全体に見事に吟面が落ちてる・・・

わざと吟面を落とそうとしても、こんなに見事に落とせるもんじゃない・・・

前のハーレーの黒い革のワッペンを見て、
ハッ!っとした・・・
1903-1993 と書かれてる・・・

1903年はハーレーがウィスコンシン州に設立された創業年号。
1993年はこのバッグが、90周年記念モデルか何かを意味してるのだと思う・・・

1993年から今は2019年・・・26年前?のバッグ・・・

古っ!

このバッグをどういう経緯で手に入れたかは聞いていないが・・
長い間、ずっと使って来たと言う事なのだろうか?

それでもこのバッグを使っていこうと思う、想いって・・・

なんとなく・・・なんとなくなんだけども、このバッグにどう手を入れていくべきか?
の方向性が見えた気がした・・・

この雰囲気を壊しちゃダメな気がして来たのだ・・・

とは言え、もう使うのにもやや不安のある個所は補修しなきゃならない。

んで・・・

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千切れかけてた取手は、思い切って千切った。
(もう・・元に戻せと言われても、後戻りはできない・・苦笑)

代わりに、茶芯のヌメ革でハンドルを作る・・・
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ヴィトンのボストンバッグなんかに見られる、パイプ状のハンドルを制作・・・

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ここまででも随分時間、掛かってます。


んで・・・
こんな感じで・・・

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茶芯レザーなので、ヤレて来ると、このバッグに良い感じに馴染むはず!

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ハンドルはこんな感じになる。

まだ取り付けまでは行ってない。

現状、ここまでしか進んでいない。

少々時間は頂いている。
あと何年使っていくのか?全然分からないけど、
雰囲気を壊さない様に・・・コレが今回の命題として作業を進めようと思う・・・