正月休みも終わったが、食欲がヤバイ・・・


休み明けても、仕事もあんまり忙しくないし、
のんびり仕事しながらのこの食欲は危険極まりない・・・・

ちゃんと食生活戻さないと・・・


ちょっと前の事になるが・・・

よく使わせてもらってる、中古カメラ屋の出物に、
オリンパスPEN‐F用の42mm、1.2fのレンズがあったので、
問い合わせて、取り寄せてみた。


42mm1.2fはPEN‐F用のレンズとしては最も明るいレンズで、
写りも良く、銘玉とされている。

俺も一本持ってはいるのだけど、
絞りが16fあたりでキツクなると言う不具合を抱えてるモノで、
程度の良いモノなら、もう一本持っておきたいと思った次第。

DSC04354
(これが、前から持ってるヤツ。)

画像のこいつは、絞りの不具合は抱えているものの、写りに関しては合格点を出せる代物。


そんで、新たに取り寄せたレンズだが・・・
カメラ屋の説明では、レンズは非常に綺麗で、
その他不具合も見当たらないとの事だった。

このレンズの一番の問題はバルサム切れから起こる曇り。
一度この症状が出てしまうと、修理は不可能なのだ。

そして、ホントに目視では見切れない程のかすかな曇りも、
開放あたりで、ハッキリと写真に症状が出る事。

このあたりの事情をカメラ屋に説明して、
万が一、曇りが出てる場合は返品させてくれと伝えた上で送ってもらった。

カメラ屋も、お送りする前にレンズクリーニングに出してから送ってくれると言ってくれた。
本当に信頼のおけるショップである。


そして、届いたレンズを午前中の日差しの、やや逆光狙いで試写・・・


DSC04341
小さな画面で見ると判り難いが、
残念ながら、コイツも曇り玉であった・・・

フワフワと薄い湯煙の中で写真を撮ったみたいな絵になる。

見た目は俺の手持ちのレンズより、傷もなく遥かに綺麗なのだが、
デジカメで実際に写真に撮ってみると、曇ってる事が分かる。
(甘いボケと勘違いしてはいけない!)

これだけ撮れれば、合格点を出してあげたいところだが、
手持ちの玉より、写りが悪い以上、手元に置く理由もなく、
返品させてもらった。


ペンFの42mmは、結構人気のあるレンズで、
玉数も少なく、移りも良い為、結構高値のレンズ。

オークションサイトなんかでも、ちょこちょこ見掛けるが、
程度の良いモノを求めたいなら、
絶対にオークションなんかのモノに手を出しては失敗する確率が高い。

肉眼で手元で覗き込んでも分からない曇りが潜んでる可能性があるレンズ。
オークション画像で、程度なんて判る訳がない。
(出品者も程度の良い希少玉を市場価格より安く出品する理由はない。俺なら絶対手放さない!)

オールドレンズ全般に言えるが、程度の良いモノを探すなら、
値が張っても、信頼できる、気に入らなければ返品を気持ちよく受けてくれる、
カメラ屋で買うのが正解だと思う。

安物買いの銭失いとはよく言うが、オークションでもそれ程安くは売ってないのだ。
高物買いの銭失いになりかねない。

オールドレンズの曇りを「これもオールドレンズの味。」なんていう人も居るが、
曇ってるより、曇ってない方が絶対に良いに決まってる。

だから俺は、高価なカメラやレンズ程、カメラ屋で買う様にしてる。