Phrygian cap & Crown SHOP 雑記

ブログ更新苦手なショップ職人兼店長が、意気込んで最低でも週一で何か書くぞ!と始めたショップブログ。

2015年09月

以前から興味があった石が手に入った・・・

なかなか大きなサイズのモノは少ない上に、
透明度の高い、綺麗な結晶のモノがホントに手に入り難い。

宝石でもないのに、価格も結構高い。

それがこの石・・・

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ルビーよりも遥かに血の色に近い赤い石。

古来より、丹と呼ばれ、世界中で珍重された石。
西洋では錬金術に・・・東洋では道教から派生した煉丹術に用いられ、
不老不死の丹薬を作り出す材料とされた。
「賢者の石」なんて呼ばれてたりする。

ハリーポッターの賢者の石(ハリーのポケットに現れた赤い石)のモデルもこれじゃなかろうか?

この鉱石の正体は、硫化水銀。(辰砂、朱砂等と呼ばれる)

簡単に言えば、硫黄と水銀の合わさった鉱物。

日本でも昔から貴重なものとし、この鉱物から水銀を取り出し、
金と合わせて水銀アマルガム鍍金(金メッキ)を施した。
奈良の大仏なんかの塗金がそう。

空海はこの丹で丹薬を作り、飲んでいたと言われるし、中国の皇帝らも、
この丹を不老不死の薬と信じ飲んでいた。

空海、縁の地である和歌山、高野山、四国霊場、これらの場所には、
日本の中央構造線(大断層)が走り、水銀鉱脈も多く、
空海と水銀鉱脈には、深い繋がりがあったと考えられている。

昔から不老不死は時の権力者達の永遠の夢だったのだろう。

でも、鉱毒となる水銀を食ってたなんて・・・
不老不死を求めて短命に走ったんだな・・・

今回手に入れたこの辰砂は、大きさも十分であり、
透明度も申し分ない結晶で、
早速、研磨してみた。

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どう?
めちゃめちゃ怪しくない?

血の味がしそうなサクマドロップみたいでしょ?

水銀だから毒って言うイメージなんだけど、
実はこの自然界にある硫化水銀(辰砂)は殆ど毒性がない。
勿論、熱を加えて、水銀を蒸発気化させると、やばいらしいのだけど、
この石っころの状態なら、毒性は低いのだ。

これをアクセサリーの石として使おうと思う。

ただ、この石、硬度が非常に低い。
モース硬度で2~3程度(ちなみにダイヤモンドは10、ターコイズで6くらい)

ぶっつけ、落下は勿論、製作段階での石留めでさえ絶えられない弱さ。

取り合えず、商品化するのは難しいって事です。

でも・・・
魅力無いですか?
時の権力者達が愛した、賢者の石。

俺は凄く魅かれたんだけど・・・

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ここのライブドアブログにブログを移す前・・・

ショップサイトの中でブログを書いてた時の記事に、

「歴史を身に着けると言う感覚・・・」と言う記事を書いた事があった。
通称、革命銀貨と言われる、フランス革命時代、1789年の銀貨について書いた。

「歴史を身に着けると言う感覚・・・」

古い銀貨を使ったアクセサリーを作る事が多い俺だから、
リアルに時代を超えてきた古い硬貨達をいろいろと手に入れる機会があるのだけど、

今回は通称トリビュートペニーと言われる小さなローマ銀貨について、語ってみようと思う。

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これがそのトリビュートペニー(貢納の貨幣)・・・

直径2cmにも満たない、小さな銀貨。
発行されたとされる時代は、紀元(西暦)14年~37年・・・
ザッとみても、約2000年前の銀貨と言う事になる。

肖像の人物はローマ帝国の第2代皇帝、
ティベリウス・ユリウス・カエサル。

ティベリウス デナリウス(貨幣名)というこの銀貨の時代背景は、
非常に興味深い。

この時代、イエス・キリストが人として現世に存在していた時代に被っている。
イエス・キリストが十字架に掛けられたとされるのが紀元30年頃とされるので、
まさに、その時代を超えてきたローマ銀貨だ。

そして、このティベリウス デナリウスが、新約聖書の一節に登場している。
マタイによる福音書・・・

その時パリサイ人達が来て、どうにかしてイエスを言葉の罠にかけようと、相談した。

そして、彼らの弟子を、ヘロデ党の者たちと共に、イエスのもとに使わして言わせた、「先生、私達はあなたが真実な方であって、真理に基いて神の道を教え、また、人に分け隔てをしないで、誰をもはばかられないことを知っています。

それで、あなたはどう思われますか、答えてください。カエサルに税金を納めてよいでしょうか、いけないでしょうか」。

イエスは彼らの悪意を知って言われた、「偽善者たちよ、なぜ私を試そうとするのか。

税に納める貨幣を見せなさい」。彼らはデナリウスを一つ持ってきた。

そこでイエスは言われた、「これは、誰の肖像、誰の銘か」。

彼らは「カエサルのです」と答えた。
するとイエスは言われた、「それでは、カエサルのモノはカエサルに、神のモノは神に返しなさい」。

彼らはこれを聞いて驚嘆し、イエスを残して立ち去った。

「マタイによる福音書」第22章・・・

俺も詳しいわけではないが、
要は、ユダヤ教の一派の連中が、イエスを陥れようと、
イエスに「ローマ皇帝に払う税金を納めるべきか、収めない方が良いか?」
と訊ねた。
罠に嵌めようとした連中は、当然イエスが、
「そんなもん、払わんでええよ!」と答えると思っていた。
そう言わしめて、政府への反逆罪に陥れようと思ってたんだけど、
答えは・・・
「この銀貨の肖像は誰よ?ここに書かれた名は誰よ?」
とイエスが返し、
カエサル(皇帝の銘)です。と答えると・・
「んじゃ、コレはカエサルのモンだから、カエサルに、神の名のモノは神に返すのが筋」
って答えられたから、スゴスゴ引き下がったって内容。(だと思う・・)


まぁ、聖書に出てくる内容はさて置き・・・

ここに出てきた、デナリウス銀貨、
これがまさに、画像の銀貨なのだ。

ひょっとしてだよ!
ひょっとして、この俺の掌に乗ってるこの銀貨が、
この聖書の中に書かれてる一枚だったら・・・・

なんて、好き勝手な想像が生まれる訳ですよ。

リアルに時を超え、今に残された古い銀貨たち・・・

歴史を身に着けるって思いになりませんか?



koukoku
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新弟子の処女作品・・ヌメ革のロングウォレットが完成した。

大体、3日間の作業。

本人は、完成した喜びよりも、ヘトヘトの疲労感を感じてる様子・・・

根性、ねぇなぁ・・・

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でもまぁ、頑張って作り上げたんだから、ヨシとするか・・・

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出来としては、まぁ、試作品としては値段をグンと落として、
販売しても良いのだけど・・・

画像じゃ伝えられないアラもあるし、
本人の処女作だし、
売らずに置いておくことにする。

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ドロップハンドルは、10セント銀貨を使って、製作。
(彫金の練習も兼ねて、これも作らせた。)

基本的に指導、説明、口出しはしたが、手は出さず、
全て自分一人で製作させた。

親方の指導が良かったんだな・・きっと。



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今日はずっと、手を動かす事も無く、
(仕事らしい仕事もせずって事。)
口ばっかり動かしてる。

新弟子入門って感じで、指導の口出しばかり。

娘が、俺の仕事をやってみたいとの事で、
アトリエの掃除から始まり、
革細工の練習をさせてる。

お題は、「ヌメ革のロングウォレット」

革の断ち方から、いろいろ教えてる。

途中で「やぁーめた!」なんて投げ出すかと思ってたが、
言われたとおり、手を抜くことなく作業してる。

作業の様子を見ながら・・・
「まっいいか!まっいいか!って言う様な作業続けてると、出来上がった作品も、まっいいか!の作品になるぞ!」
だの・・・
「今は作業にスピードは要らない!自分に出来る最高の丁寧を心掛けろ。」
スピードなんて後からなんぼでも着いて来る。」
だの・・・
「趣味の手芸じゃない!お金を頂く仕事なんだ。お前が金を払えると思えるものを作れ!」
だの・・・

えらそうに口出しばかりの一日・・・

でもね・・・

コイツ・・始めた頃の俺より筋がいい・・・

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先日、アーサー牧師との電話で、こんなお話を聞いていた・・・

(師)「今度、雑誌にお前のアクセサリー着けて写真が載ると思うから・・・」

(俺)「すみません!有難う御座います!」

雑誌の名前は、「実話 ナックルズ」10月号。

ちょっと・・・いや・・
かなり、ディープでエロで、アンダーグラウンドな記事がお得意な雑誌。

本屋のレジに持って行くには、ちょっと勇気が要る感じの雑誌・・・

んで、俺は早速、アマゾンで通販。

届いたよ~!

早速探してみる。

白黒だが3ページにわたる特集記事だ。

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さてさて・・・

後姿からみると・・

うん・・確かに俺の作ったペンダントのチェーンが見える。
(何より、いつ観てもバキバキに鍛えられた体に十字架と竜の刺青がスゴイ・・)

でも・・正面は?

ありました。
すんごく小さく、言わなきゃ分からないくらいに・・・

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雑誌の写真粒子の荒さからどれだけ小さく写ってるか想像してください・・・


写真には小さくしか写ってないけど・・・
アーサー牧師の walk across usa がメインの記事だもの。

雑誌取材に俺の作ったペンダントを着けて受けてくださった事に、感謝です!

有難う御座いました!

言わなきゃ気付いてもらえないくらい小さな写真なので、
ブログで声を大にしてお知らせしてみた。

「俺の作ったペンダント!雑誌に載ったぞーーーっ」って。

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